【持続化補助金 特別枠】持続化給付金との違いや申請条件について

補助金

こんにちは。企業融資相談センターです。
今回は、「持続化補助金」についての記事をお届けします。
持続化給付金との違いや補助金の上限額について、わかりやすく説明できればと思います。
持続化補助金の特徴としては、販路開拓のために補助金を活用できる点が挙げられます。
web広告やチラシを作成する際の費用としても活用可能ですので、
内容を確認しておきましょう。

持続化給付金との違いについて

持続化補助金と持続化給付金の違いについて、実施機関と使用用途から見ていきましょう。

持続化補助金とは、日本商工会議所もしくは全国商工会連合会の管轄内において、
それぞれの事務局が小規模事業者の生産性向上と持続的発展を目的に実施しているものです。
通常販路開拓や業務効率化等が補助対象となり、具体的にはweb広告にかかる費用や、
販促チラシの制作・配布費用などがこれに該当するようです。
令和元年度補正予算にて実施される通常型に加え、令和2年度補正予算にて実施される
コロナ特別対応型では、持続的な経営に向けた経営計画を策定していること等を条件に、
補助金額の上限が50万円から100万円に引き上げられています。
(※補助率はどちらも2/3)
【備考】
持続化補助金は中小企業庁の予算で中小機構が実施する中小企業生産性革命推進事業の一部です。
(※他IT補助金、ものづくり補助金等)

<日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金メニュー>
http://jizokukahojokin.info/
<全国商工会連合会 小規模事業者持続化補助金メニュー>
http://www.shokokai.or.jp/

持続化給付金とは、コロナウイルス感染症の拡大により
営業自粛等が原因で大きな影響を受ける事業者に対して、
事業の継続及び再起を支えるために、事業全般に広く使える給付金を給付するものです。

持続化給付金の事務局は、中小企業庁より委託され、
一般社団法人 サービスデザイン推進協議会により運営されています。
<持続化給付金 事務局公式HP>
https://www.jizokuka-kyufu.jp/subject/

対象者と条件

<持続化補助金 通常枠概要 日本商工会議所版>
https://r1.jizokukahojokin.info/index.php/%E6%8C%81%E7%B6%9A%E5%8C%96%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E9%87%91%E3%81%A8%E3%81%AF/
<持続化補助金 特別枠概要 日本商工会議所版>
https://r2.jizokukahojokin.info/corona/index.php/%E6%8C%81%E7%B6%9A%E5%8C%96%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E9%87%91%E3%81%A8%E3%81%AF/

対象者(通常枠・特別枠)
持続化補助金の対象者については、
・常時使用する従業員の数が5人以下の商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)
・常時使用する従業員の数が20人以下のサービス業のうち宿泊業・娯楽業
・常時使用する従業員の数が20人以下の製造業その他

また
・会社および会社に準ずる営利法人
(株式会社、合名会社、合資会社、合同会社、特例有限会社、企業組合・協業組合)
・個人事業主(商工業者であること)
・一定の要件を満たした特定非営利活動法人

とありますので、商業・サービス業に関する事業であれば、
副業やフリーランスで事業を行う方も支給対象になる可能性が高いです。

条件(特別枠)
コロナ特別枠では、通常枠と同様、使用用途が業務改善や販路拡大に関するものであることに加え、下記の条件が追加となります。

①「サプライチェーンの毀損への対応」、「非対面型ビジネスモデルへの転換」、「テレワーク環境の整備」のいずれか一つ以上の投資に取り組むこと

②新型コロナウィルス感染症の影響を乗り越え、持続的な経営に向けた経営計画を策定していること。

補助対象経費の6分の1以上が、以下の要件に合致する投資であること。
A:サプライチェーンの毀損への対応
  顧客への製品供給を継続するために必要な設備投資や製品開発を行うこと
B:非対面型ビジネスモデルへの転換
  非対面・遠隔でサービス提供するためのビジネスモデルへ転換するための設備・システ  ム投資を行うこと
C:テレワーク環境の整備
  従業員がテレワークを実践できるような環境を整備すること

具体的な取り組み事例等については上記持続化補助金概要にてご確認ください。

また、補助事業を実施し終了した後、
補助事業で取り組んだ内容を報告する実績報告書および支出内容のわかる関係書類等を、
定められた期日までに補助金事務局に提出しなければならないとのことです。