【令和2年】東京都 創業助成金に採択されるには?
助成金
こんにちは。企業融資相談センターです。
今回は、「東京都 創業助成金」に関する記事をお届けします。
都内で起業・創業を予定されている方、または創業後5年未満の個人事業主の方、
中小企業事業者の方は助成金がもらえる可能性があるので、要チェックです。
今回の助成金の対象者や条件、倍率や採択率についても気になるポイントですので、
下記に紹介していきたいと思います。
東京都 創業助成金の実施機関について
東京都 創業助成金は、公益財団法人 東京都中小企業振興公社のtokyo創業ステーションにより実施されています。
東京都中小企業振興公社とは・・・
都内中小企業のための総合支援機関。
創業から事業化、承継、再生まで様々なステージの企業をサポートする目的で運営されている。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/
tokyo創業ステーションとは・・・
中小企業振興公社による、都内で創業する方をサポートする目的で運営されているサービス。
東京都 創業助成金については、都内の開業率を高めることを目的に実施されている。
https://startup-station.jp/m2/services/
募集要項
<令和2年度(2020年度)第1回創業助成事業 募集要項全体>
https://startup-station.jp/wp-content/uploads/R2_1_sogyojosei_10_bosyu_all.pdf
※令和2年4月23日現在、第1回創業助成事業の応募は既に終了しています。
次回の応募については令和2年10月頃を予定しているとのことです。
概要(※上記募集要項を参考にかみ砕いて説明します)
【事業内容】
創業者が考えている事業計画に対して、より効率的な事業実施が可能となるよう、
創業初期に必要な経費(賃借料、広告費、従業員人件費等)の一部についての助成を行う。
【助成内容】
<助成対象期間>
交付決定日(第1回は令和2年9月1日を予定)から1年~2年、のうち、事業に必要な期間
→第1回の受付が4月13日~4月21日だったので、次回募集の交付決定は3月頃が見込まれるでしょう。
<助成限度額>
上限額300万円 下限額100万円
※ただし、下記を取得した助成事業者については相当額が減額されるとのこと
・TOKYO STARTUP GATEWAYの法人設立時資金
・東京都中小企業振興公社が実施するシニア創業促進事業の起業支援資金
<助成率>
・助成対象経費の2/3
<助成対象経費>
賃借料、広告費、器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、従業員人件費
対象者・条件
募集要項によると、下記4点を満たす必要があるようです。
①下記のいずれかに当てはまる方
・都内で創業予定の個人の方
・都内で事業を行う、事業を始めてから5年未満の個人事業主の方・法人代表者の方
②指定された18の創業支援事業のいずれかを利用し、所定の要件を満たしている方
※募集要項9ページにて要確認
③申請を行う事業等が下記を満たしている方
・所定の年数以上事業活動を実施できること
・助成対象期間内に事業を実施できること …等
※募集要項14ページにて要確認
④下記を満たしている方
・納税地が都内であること
・所定の要件に該当する助成金・補助金の重複助成・補助を受けないこと …等
法人だけでなく個人事業主も採択の対象になるということで、
幅広い事業者の方々にチャンスがあると言えるでしょう。
一方で、②、③の条件についてはとても細かく条件が設定されており、
申請前に確認が必要です。
特に、②については過去に東京都の助成金・補助金やスタートアップ支援のプログラムに
採択されてるか否かが基準となっている等、最もハードルが高い条件でしょう。
tokyo創業ステーションでは他にも個人事業主や中小企業事業者、
スタートアップ企業に対して豊富な支援メニューを展開しているので、
これを機に該当するプログラムを探してみるのも良いかもしれませんね。
採択率や倍率について
一般的な助成金・補助金の採択率・倍率について
株式会社電通が経済産業省中小企業庁より交付決定をうけ実施する「創業・事業承継補助金」の例を挙げると、
平成29年度の応募総数は739件、採択総数は109件なので、採択率は14.7%、倍率は約7倍ということになります。
こちらの「創業・事業承継補助金」については認知度の上昇とともに年々採択率が下がり、倍率も上がっているようです。
参考までに、下記URLより平成29年度「創業・事業承継補助金」に採択された事業者の一覧をご確認ください。
<平成29年度 創業補助金 採択一覧 【109件】>
http://sogyo-shokei.jp/assets/files/sogyo/29sogyo_saitaku.pdf
今回の助成金の採択率・倍率について
tokyo創業ステーションでは過去の採択数は確認できるものの、応募総数が確認できないため採択率や倍率については不明です。
採択数については過去数年35件~100件の間で推移していますが、
上記の補助金同様、認知度の上昇とともに年々倍率が上昇していることが予想されます。
申請を検討している方は、早めに準備を進めておくのが良さそうです。